基礎

おしながき


音名

日本語式、英語式、ドイツ語式、イタリア語式、フランス語式に分けられ、
日本でよく使われる”ドレミ〜”はイタリア語式に由来する。

正しくは、
ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ドではなく、
ド・レ・ミ・ファ・ソル・ラ・スィ・ドだけど
正直どうでもいいよね

おそらく、
ポピュラー音楽の楽譜を見ていろいろしたいなら
日本語式と英語式だけ覚えればいいと思う。 f:id:naokichi1006:20170223062018j:plain


音部記号

ト音記号ヘ音記号、ハ音記号の3つに大別されて、
さらにヴァイオリン記号、バス記号、アルト記号などに細かく分けられる

けど、よく使われるのはヴァイオリン記号とバス記号なので、
この2つだけアレする。

  • ト音記号
    ”G”の形を模した記号で、中央のくるくるの中心をト音とする。
    ヴァイオリン記号(トレブル記号)、
    小ヴァイオリン記号(フレンチヴァイオリン記号)があり、
    この中心を五線譜上の第2線(下から2本目)に置いたものを
    ヴァイオリン記号(トレブル記号)という。
    名前の通り、ヴァイオリン記号はヴァイオリンの楽譜に使われるが、
    その他にも西洋音楽の高音部に広く使われている。
    下はヴァイオリン記号(図中の黒い音符はC4)。 f:id:naokichi1006:20170223064923j:plain

  • ヘ音記号
    “F"の形を模した記号で、右側の2つの点の間をヘ音とする。
    バリトン記号、バス記号、低バス記号があり、
    この間を五線譜上の第4線(下から4本目)に置いたものをバス記号という。
    低音域を記すのに広く使われ、ドラムの記譜にも使われる。
    下はバス記号(図中の黒い音符はC4)。 f:id:naokichi1006:20170223064938j:plain

余談 ハ音記号
”C”の形を模した記号で、左右逆にした2つCが接するところをハ音とする。
ソプラノ記号、アルト記号、テノール記号、バリトン記号などがあり、
この接するところを五線譜上の第3線(下から3本目)に置いたものを
アルト記号という。
主に、オーケストラのヴィオラやアルト・トロンボーンの楽譜に使われる。
下はアルト記号(図中の赤い音符がC4)。 f:id:naokichi1006:20170223065953j:plain
ハ音記号は実際に楽譜で見かけたことはないけど、
ト音記号の丸みの良さとは反対の、トゲトゲしたかっこよさがある。
こういう拷問器具ありそう。


拍、拍子

ある数の音が1つのまとまりを作り、これが反復することを拍子という。
◯分音符が△個で1つのまとまりを作るとき、△ / ◯ 拍子という。

例えば、
4分音符が4つで1まとまり → 4 /4 拍子、
2分音符が2つで1まとまり → 2 /2 拍子など。

楽譜上では、1番最初の音部記号の横に記される。
下はどちらも 3 /4 拍子。 f:id:naokichi1006:20170223083726j:plain 図中右のように、特殊な省略形もあり、
下は 4 /4 拍子、2 /2 拍子を意味する省略形である
(それぞれコモン、アラ・ブレーベとかいう)。 f:id:naokichi1006:20170223085529j:plain

また、拍子の中には拍の強さがそれぞれあって、
2 /2 拍子なら、強・弱
3 /4 拍子なら、強・弱・弱
4 /4 拍子なら、強・弱・中強・弱となる。

この時、
曲が弱拍から始まることを”弱起(アウフタクト)”といい、
コード進行が弱拍で終わることを”女性終始”という。

小節は、強拍から次の強拍が起こるまでと定義され、
小節と小節は”縦線”、
ある小節で曲が大きく区切られる時は”複縦線”、
曲の終わりには"終止線"が書かれる。
f:id:naokichi1006:20170223092401j:plain

余談
終止線は、本来は複縦線と同様に縦線2本だけど、
印刷の関係で右の1本を太くする習慣がある。
つまり、手書きなら太くしなくても平気。
コモンはわりと楽譜で見る。
あと、女性終止は終止形のまとめを勉強するときにやるけど、
それがいつになるかはわからないやーつ。


前の度数の記事書き終わって、
「これ前提としていろいろやらないと、わかるわけがないないナイアガラでしょ」
と思って、急いで作ったけど思ったよりかさばってしまって
もうね…って感じのアレある。